初心者必見!【ISO22000、押さえておく3つのポイント!!】

ISO22000,FSSC22000

お疲れさまです

くおりです

今回は初心者、これからISO22000やFSSC22000に取り組んでいく人向けの話です

ISO22000の細かな要求事項を見る前に知っておくと理解が進む、構築がしやすくなるポイントをお話します

そのポイントは以下の3つ!!!

  1. マネジメントシステムはPDCAの繰り返し
  2. 「○○しなければならない」を押さえておく
  3. 文書化・・・と出てきたら文書が必要、出てこなければなしでも行ける!?

では早速説明していきます

1.マネジメントシステムはPDCAの繰り返し

左)PDCAの内容  右)PDCAのスパイラルアップ

ISO22000は食品安全のマネジメントシステムです

この「マネジメントシステム」というのはPDCAを示していると覚えておきましょう

ISOでのPDCAとは?

初心者必見!【ISO22000、押さえておく3つのポイント!!】
ISO初心者のために、ポイント・コツをまとめました!3つのポイントとは「1.マネジメントシステムはPDCAの繰り返し」、「○○しなければならない」を押さえておく、文書化・・・と出てきたら文書が必要、出てこなければなしでも行ける!?、になります。詳細は記事を見てください

ISO全体でPLANで目標や、計画をたてる、それに基づいてDOで実施する

DOで実施したら、その結果をCHECKで確認、検証、測定する

CHECKの結果を踏まえて、ACTで次への処置、改善をするというステップです

これがISO、マネジメントシステムの基本構造です

ISO22000でも最初に現状把握し、計画を立てます(4項~7項まで:今はわからなくてOK!)

その計画を元に実施します(8項)

実施した内容を検証(9項)し、処置・改善(10項)をします

これを知っているだけで理解が5倍は早まるでしょう!

さらにPDCAが含まれている?8項のPDCA

このPDCAですが、組織全体のPDCAだけではなく、実施のDO(8項)の中にもPDCAが入っています

大きなPDCAの中にさらにPDCAが入っている形になります

これはDOで実際に部署ごとで行う際には会社の方針や計画に従って部署ごとでも目標を設定して、個人レベルまで落とし込む必要があるため、この構造となっています

ここまで理解すると、知らない場合と理解の差は10倍になりますね

PDCAの中にPDCAがあるイメージ

2.「○○しなければならない」を押さえておく

ISOの本や要求事項を見ていると多くの「○○しなければならない」を見ることになります

これが要求事項=やらなくてはいけないことになります

ISOの元の文書は英語で書かれていることを覚えておきます

そうした場合、ISOの文書の中での言葉は以下のこととなります

  • 「○○しなければならない」→shall→要求事項、義務
  • 「○○することが望ましい」→should→推奨
  • 「○○してもよい」→may→許可
  • 「○○することができる」 「○○できる」 「○○しうる」→can→可能性、実現能力

それぞれの要求事項で「○○しなければならない」を探して読み取っていくと、素早く、確実にやるべきことが明確化されてきます

これを理解すると、読み解く正確性が10倍になりますね!

3.文書化・・・と出てきたら文書が必要、出てこなければなしでも行ける!?

文書の中の維持するためのルール、マニュアル

ISOを見ていくといくつかで文書化しなければいけない、など出てきます

これが出てきたら必ず文書を作ることが要求されています

逆に出てこなければ文書がなくてもいけます

ただ、文書がなくても仕組みは作って、口頭では殆どの人が同じ返答ができるようにする必要があるのでそれは注意しましょう!

また文書化の中には大きいところで2種類あり、これも押さえておきましょう

この2種類の違いを認識して、文書を作っていくことが少ない労力でまずは構築するために必要なこととなります

このコツを理解すると10倍さらに文書の構築が早まるでしょう

マニュアル・ルールの文書→マネジメントを維持する文書

文書化の中で「食品安全方針」や「フローダイアグラム」「CCP整理表」「是正処置の規定」などはルールやマニュアルの文書となります

組織で行けば上記のものが該当しますが、現場レベルでは現場内の作業手順書や配合表、商品仕様書などが該当します

これらの特徴はルールや決め事を明記して、仕組みを作るために存在します

ちなみに「維持する」→「maintain」という英語になります

まさにマネジメントのシステム維持のための文書となります

なお、このシステム維持のための文書では更新・変更することが出来ます

システム維持が目的なので、文書は必要に応じて変更すると覚えておきましょう

日報、記録、チェック表の文書→マネジメントを実施した保持する文書

「目標を立てた計画書や進捗管理表」「スキルマップ」「トレーサビリティシステムの証拠」「CCPの記録」「マネジメントレビュー」などは日報、記録、チェック表の文書となります

言い換えるとマネジメントシステムを保持している証拠となります

実施はしているけど、記録に残っていなければ振り返り、検証ができません

前回との差を見たり、今後どうしていくのか、迷った場合に最初はどうであったのかをみるのに、これらの保持する文書が必要となります

なお、これらの保持するための文書は変更は出来ません

機密性を保ち、改変されないようにすることが必要です

これらの改変・変更は記録の改ざんにあたりますので注意してください

ちなみに「保持する」→「retain」という英語になります

まとめ

今回はISO初心者が押さえておくべき3つのポイントを紹介しました

  1. マネジメントシステムはPDCAの繰り返し
  2. 「○○しなければならない」を押さえておく
  3. 文書化・・・と出てきたら文書が必要、出てこなければなしでも行ける!?

これらのことを読む前に押さえておくと理解と構築が100倍~1000倍になります

そうです、ポイントは3つ押さえた上で「構築する」ことが大事です

理解して何度も本を読むよりも、ポイントを抑えてまずは構築する・やってみることが100~1000倍の効果をだします

まずやってみるためにも、この記事のコツ・ポイントを参考にやってみるとより少ない労力で成果を得られます

ぜひ、やってみてください

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