お疲れさまです!
くおりです
今回は食品製造業で実際に働いてきた経験を踏まえ、メリットとデメリットを話しします
今回は食品製造業で働きたいな、どんなところかな?という疑問と、実際にやっててあるある~
を、取り上げていきたいと思います
また、食品工場での作業がきついと言われることもあるので、それについても解説していきます
特に今回は対象を正社員の場合で話します(パート・アルバイトはこちら)
では、話ししていきます~
食品製造業で働くメリット【正社員】
最初にメリットとデメリットのメリットを紹介していきます
メリットは以下の通り(あくまで長期間やなれてくることが前提です)
- 有給休暇が取りやすい
- 平日休みが取りやすい
- 夜間業務に当たれば、時間1.25倍の割増賃金で稼げる
- ライン構成は似ておりセンスがいいとすぐに業務を覚えれる
- 職場内の人間関係が楽
- 食事の補助は充実している
- 自社の商品を安く購入できる(B品販売であればさらに安い)
- 制服が貸し出しあり、通勤時の服装に気を使わなくていい
シフト制、休暇が取りやすい!
食品工場では365日稼働や24時間稼働など製品に合わせて生産を行います
特に食品の中でも惣菜や、生菓子、和菓子などは消費期限が短いため、出荷に合わせて動きます
多くの場合では週2回の休み、シフト制を取っており、土日でも出勤がありますが、平日に休むことができます
人によってですが5日間連続で働くよりも2~3日ずつ働きたい人にはメリットです
平日は買い物や出かけるにも人が空いていて、一度味わうと結構快適です
また、2連休ぐらいであればなれてくれば取りやすいです
その際は有休を利用して、週に2回の休みにくっつける形になります
24時間稼働のため、若いうちはがっつり働いて稼ぎたい人には積極的に夜勤へ入ることをおすすめします
夜勤で働くと時間の融通が聞くとともに、給与も1.25倍で稼ぎも良くなります(夜勤の時間は22時~5時)
さらに、残業もするの残業+夜勤では1.5倍になり、場合によって管理職より稼げるかもしれません
そのため、食品工場のほとんどはシフト制で、有給休暇や時間の融通もききやすいです
さらに稼ぎたい人には夜間は人員が少ないですが、給与が上がるので、落ち着いていて、お金も稼げます
ただ、消費期限、賞味期限の長いものや冷凍のものの場合は他の製造業と近く、土日休みが多いでしょう
これは土日が流通業や関連する企業も休みが多いため、合理的だからです
ライン作業は楽?人間関係の悩みも少ない?
仕事はライン作業がほとんどのため、比較的身につけるのが楽です
機械は似たような物が多いですし、手作業も多いので、センスがいい人はすぐに業務を覚えてしまいます
ただ、ラインは同じでも流すものによって注意するところが変わることがあるので、気をつけなければいけません
例えば、ショートケーキ、チョコケーキ、チーズケーキ、それぞれありますが、生クリームや硬さや形状など異なるので細かに注意点があります
これも表示や手順書を確認し、どこに情報があり、まとまっているか認識できれば苦労なくやれるでしょう
社員にとっては大きなメリットとして、ライン作業のため、毎回同じ席に座るような事務員よりも比較的人間関係での悩みは少ないと感じます
毎日、同じ席、同じ人との会話ではなく、毎回組む人が異なったりするので、ある程度浅く広い人付き合いになりやすいです
一日中座っているよりもちょっと体を動かしながらの作業になるので、ストレスが解消される仕組みもはいってますね
たまに熟練者のパートさんなどがいて、無口であったり、強引な人もいるのでそういった人にはおもいっきり甘えて頼ることで悩みも解決するでしょう
「○○さんいないとラインが遅くなる~」「さすが~○○さん、丁寧(キレイ)ですね!」
食品企業は食事や食べ物には寛大
食品企業だけあって食事の補助は出してくれるところが多いです
半額補助や月額でいくらまで補助等様々です
これも食品衛生で従業員の食べるものにも管理が必要なため、その考え方が主流となっています
同様に食品製造で余ったものや、形が悪いものは非常に安い金額で買い取れます
実際にはケーキ100円とか、饅頭50円とか、惣菜パック100円とかですね
どうせ捨ててしまうなら処分費かけるよりも従業員への福利厚生に使う企業も多いです
ただ、これは企業の考え方もあるので、すべての企業ではありませんが、中小企業では比較的見受けられます
制服は指定のもの、スーツなんて年に1回しかきない!?
制服が基本的に指定のもので、貸し出されます
場所によっては会社でクリーニングに出して使います
そのため、スーツを買う必要は殆どありません
自分もリクルートのスーツが10年以上現役でした(笑)
ジャージや短パンで会社へ通勤できるのは、夏場はスーツの人を横目にちょっと優越感にも浸れます
ただ、制服を自分たちで洗うところもあるので、毎日着替えを持ち歩かなくては行けないです
以上、メリットでした
食品企業は食品衛生の観点から工場で働く人にしなくてはいけない、提供しなくてはいけないものが多いため、体調管理を始め、制服の貸与、食事の補助など自主的に行うところが多いです
食品製造業で働くデメリット【正社員】
次にデメリットの紹介していきます
デメリットは以下の通り(あくまで長期間やなれてくることが前提です)
- 休みが少なく、土日、祝日の休み、連休が取りにくい
- 急に残業対応する必要がある
- 毎日同じことの繰り返し
- 仕事で人と会話することは少ない
- 自分で体調管理に務める必要がある
- 生産での責任感が求められる
- 工場の匂いが体につく
- 作業環境の温度、湿度が製品に合わせて設定される
メリットに対比してデメリットを挙げてみました
休みが少ない、シフト制
食品工場のほとんどはシフト制で祝日でも稼働しているところが多いです
休みは土日の片方と、平日で取ることが多く、祝日も休めないところが多いです
社員になるとパートやアルバイト、上司の休みの状況も踏まえながら休みを取る必要があります
職場によるのはもちろんありますが、有休を使わないと連休は中々取りづらいです
急なパートの休みなどがあると結果として社員へその仕事が流れることもあり、残業が増えます
しかも、シフトを組み直したり、前日の配置を入れ替えたりすることは日常茶飯事かもしれません
飲食店やスーパーなどに合わせての操業となるため、休日は少なめです
週2日休みで52週(365日÷7日=52.14週)で105日のところもあります
相手に合わせて生産するため、日々の生産量が変わることが多いのでここでも急に仕事ができ、残業することがあります
ちなみに夜勤があるところも多いため、時間もシフトです
今日の出勤時間と明日の出勤時間が異なる!っていうこともあるでしょう
まれに今週は日勤(8時~17時)来週は遅番(16時~25時)、その次は夜勤(24時~翌日9時)ってこともあるかもしれません
残業でお金稼げますのでそれが希望の人はいいですが、時間きっちり上がり、毎日同じようにアフターファイルを過ごしたい人はデメリットです
ライン作業はロボットの代わり?
ラインでの作業のため、仕事で相手と折衝して成功する、電話対応などのコミュニケーションで成果を出すような仕事はあまりありません
メリットと言えますが、交渉などのビジネススキルはあまり使わないです
ラインを回すための会話が中心となります
食品は形が様々で柔らかいものが多いので機械で出来ない場合も多く、社員でもラインの一作業員となることもあります
コミュニケーションでは発注などで外部へ電話する際にはありますが、管理する側の一部です
ほとんどはライン作業で毎日、似たような仕事、同じ仕事の繰り返しです
毎日なにも問題がないことが”価値”のため、プロジェクトなどを任される本部社員が同期にいると嫉妬しやすくもなります
評価もされにくいことがあります
毎日同じことを繰り返すことが苦痛、面白くないという人にとってはデメリットになります
また、会話もしないところもありますので、人とのお喋りしながらやりたい人には不向きでしょう
体調管理も仕事のうち、一人のうっかりが組織のミス
食中毒、特にノロウィルスや病原性大腸菌などにかかると多くの食品企業では出勤停止、作業することができなくなります
しかも、1日だけではなく、会社規則にもよりますが1週間ほど休まなくてはいけなくなるものもあります
食中毒菌を保持した人が食品を触ると、食品に食中毒菌が付着してしまい、多くの人の命を奪ってしまう危険性があるからです
食中毒菌がいるかいないかわからなくても、熱があったり、咳がするとその危険性が高いため、同様に扱われてしまいます
そのため、普段の生活でも食事には気をつけて、体調管理にも務める必要があります
一人の体調不良者から多くの食中毒事故を起こさないためにも食品工場では必須となっています
また、ライン作業でも一人一工程を任されることが多いです
その一人のちょっとしたミスが、製品へ大きな不具合を起こしてしまうかもしれません
もちろん力量を見ながら配置をするでしょうが、検品などはその日の体調でうっかり見逃してしまえばクレームとなってしまいます
清掃する際に一部をやり忘れれば、清掃不足から製品不良が出来るかもしれません
責任があり、やりがいはありますが、責任感なく最低限のことしかやらないスタンスではつづけていくことは難しいかもしれません
また、食品企業ではネイルやつけまつげ、アクセサリーは禁止です
帽子も常にかぶっているので、髪型も簡単になっていきます
おしゃれを社会人で楽しみたい人には通勤の間だけということで披露する場面は少ないかもしれません
たまに私服をみて、ものすごくきれいに感じる、ギャップ効果でモテる人がいるのもあるあるです
工場での匂いが車から?家族に指摘される?暑い?寒い?
これは実際にあった話ですが、そこではえびを扱っていました
毎日えびを触るので、車の中でエアコンを付けたら家族からえび臭いと言われたそうです
聞くと、エアコンつけなくても臭かったとか・・・
工場での作業着を持ち帰る場合はもちろんですが、多少でも人に匂いが付きます
これが、いい匂いであればいいんですが、水産物や畜産物、揚げ物などは匂いが厳しいかもしれません
車での通勤もそうですが、電車に乗る際にも気になってしまいますね
しかも工場によっては作るものに合わせて室温が決まってきます
仕込みなどの熱源近くでの作業では非常に暑くなります
そのため、食品工場では作業の終わりには汗ふきシートやデオドラントスプレーが欠かせません
デオドラントは本来、食品工場ではニオイ移りでふさわしくないんですが、、、ご愛嬌ですね
室温で行くと、辛いのは冷蔵、冷凍の商品になります
冷え性の方などは立ち仕事で寒い環境の中での作業は苦痛かもしれません
常温での商品で包装工程であれば過ごしやすいですが、商品に合わせて湿度下げてあり乾燥している場合もありますので、確認したほうがいいでしょう
まとめ、じゃあ向いている人は?
食品工場、食品企業で働く社員のメリット、デメリットを話ししました
結論として食品製造へ向いている人はこんな人です
- 祝日や土日もいいけど、平日も休みを取りゆっくりしたい
- 夜勤に入ってがっつり稼ぎたい(資本はおれの体だ!!)
- お客様都合での増産や、休みの対応に寛容に対応でき、お互い様と容認できる
- 毎日同じ作業の繰り返しで飽きずに楽しめる
- コツコツ仕事し、それが責任あることだと認識できる
- できれば人とコミュニケーションは取りたくない方である
- 通勤の服装を気をつけたり、毎日同じ人と顔を突き合わせたりするのは嫌だ
- 食べるのは好きだ!特にこの会社で作っている商品好き!
実際にはそれぞれの企業毎で異なりますが、作っている製品によっては同じような状態です
面接の際に商品が安く購入できるか、休みが取りやすいか、毎日の作業はどんな感じで、配置はどうなっているのかを確認すると働くイメージは付きやすいでしょう
補助についても事前に確認したほうがいいかと思います
食品企業で働くの、社員に関して言えば、他の業種に比べると出勤日数の割には給与は高くなく、物足りなくなるかもしれません
ただ、業界として食に関して言えば常に人が必要とするものなので、安定した業界です
急な生産の変更と言っても日々のところで収まります
工業系では流行り廃りで、何ヶ月、何年単位の変動もありますので、業界的には安定しております
人生で一気にお金も稼ぎたく、急に仕事がなくなるリスクにも合いたくないのであれば、夜勤しながら食品で働くのはいいかもしれません
あと、女性が比較的多めの製造業なので、長く働きたい人、産休や育休も含めて長期間のライフステージには対応できることでしょう
ちなみにテレワークですが、工場ではほぼありません!というか、機械とものがなければ仕事にならないです
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ぜひ、一緒に考え、学び成長していきましょう
特にそれぞれの苦労話や、今悩んでいることがあれば、相談ください!
必ず返答させてもらいます
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