こんにちわ、くおりです~
今回は品質保証と品質管理について説明していきます!
よく混合されるこの2つ!一緒じゃん~っていう人もいそうですね!
わざわざ名称を分けてるってことは違うがあるんですよ!!!
品質保証のほうが大枠で経営寄り
品質管理は実務的で現場寄り
品質保証は全体を見て商品の品質は大丈夫!!って保証する部署、仕組みを作る部署
品質管理は現場で実物を見て、今日も大丈夫!!って、裏付けを取る部署
こんな感じですが更に細かく見ていきましょう~
品質保証の仕事
品質保証の仕事は商品の品質を保証すること(そのまま・・・
じゃあ、どうやって保証するのでしょうか?
ルールを作り、ルールを守り異常がない事で保証します
これがいわゆる「マネジメント」ですね
社内で当たり前に行う手洗いについても手洗いの仕方を決めて、その通りに実施することで作業者全員の手が清潔であることが保証できます
もし、その洗い方で汚れが残った時、洗わない人がいたときは次の方法を考えます
「もっとやりやすい効果的な方法はないか?」「もっといい手洗い洗剤はないか?」「手荒れしない洗剤は?」
など、うまく行かなかった事実に目を向けて、課題を洗い出して改善をします
他の工程でも製造でトラブルがあれば、なぜ起こったのか検証し、次に繋げる
営業でお客様にクレームが発生すれば製造と一緒に対応し、報告書を作成し、営業さんと一緒に謝る
お客様相談室を保有して、直接お客様からのクレームや問い合わせを受け付けるのも品質保証にはいります
商品が作られすすべての段階でどのような手順で行われているのか監視し、守らせる
異常がないことを確認して商品の品質を保証するのが品質保証の仕事です
その中にはコンプライアンスもはいってきます
法令遵守で食品にまつわる法律、食品衛生法や食品表示法など様々な法律があるので、これらが守られているのかを確認します
労働者の時間感家などは人事や労務、労働安全などはコンプライアンス事業部が行うほうが適しています
品質保証はあくまでも製品にまつわるコンプライアンスの維持・管理・向上を行います
会社組織内の警察官って言われることがありますが、自分は品質保証の仕事は製造の現場と営業、お客様とを”繋ぐ”仕事と思っています
お客様に自社の製品はこうやって作られているので安全、安心です!って一番声高に言える部署でしょう
そのため、営業さんと一緒に取引先の監査や保健所の監査、ISOなどの認証の際には主担当で監査を受けることが多いです
品質管理の仕事・
品質管理は主に工場で行い、原料から最終製品まで問題ないかを確認する仕事です
原料が来たらその原料があっていることはもちろん、原材料が農作物や腐りやすいものであれば、先に菌検査や洗浄が必要となります
受け入れ時の検査をすることもあります
また、各工程で製品を抜き取り、目視や官能での味検査、菌検査や、分析による理化学の検査もします
硬さを測定したり、物理的な性質も調べて、最終的には製品が問題ないための最終検査を担当します
チェックの項目はその製品ごとや企業毎での考え方でことなりますが、一般的には冷蔵や冷凍の製品であれば菌検査は外せません
きちんと加熱されていたかの確認をします
工程内を清掃したあとに汚れ具合を測定し、清掃がきちんと行われていることを管理する拭き取り検査も行います
防虫防鼠についても品質管理のメンバーと製造の部門で協力して対応していきます
現場に近いため現場でのトラブル時にはまっさきに対応していくことも求められます
工場で作られた商品が決められた品質、規格を満たすようにするのが品質管理の仕事です
品質保証が警察であれば、品質管理は現場での刑事や駐在所のイメージです
直接、スピード違反を取り締まったりするより実務的な仕事が多いです
品質管理が強い会社は製造全体が強くなります
データや事実に基づいて、地に足ついた対策を現場目線で取り組めるのは品質保証よりも現場よりである品質管理のほうが向いているでしょう
まとめ
品質保証と品質管理の仕事について紹介しました
どちらも組織では欠かせない部署です
可能であれば品質部門は組織で独立であることが望まれます
どこかの組織に入ってしまうと判断に偏りが出てしまうためです
ただ、大きい会社になれば品質保証は本社部門でコンプライアンス部署の中にはいっていることもあるでしょう
そうした場合は品質管理は工場の中で別部署として存在することになります
工場自体が一つの組織として見て、品質管理を製造と分けて、意見を合わせれるようにした形です
品質保証、品質管理ともに製造がしていることを証明し、お客様にアピールする仕事です
工場の一人ひとりが確実にルールを守り、いい商品を作っていることを証明する大事な部署です
品質部門がより強くなれば工場自体が組織の”商品”にもなりえます!
工場を商品にするという強い思いを持てるのが品質保証・品質管理の仕事ですね
向いている人の特徴
品質保証はマネジメントのシステムを回す都合上ある程度ベテランのほうが向いています
製造で一通りやってきた、品質管理でやってきた、営業や生産管理などの経験者などが向いているでしょう
その中でも部分最適ではなく、全体最適、全体にとって何が一番いいかを見渡せる広い視野を持っている人が向いています
品質管理は分析などがあるので理系が向いています
とはいうものの、基本的には入社してやり方はある程度決まっているので文系の方でも出来ないわけではありません
ただ、有利なのは理系で実験や分析が好きなタイプです
どちらも共通して言えることは「事実」と「解釈」を分けて捉えることが必要です
また、いざというときは自分の意見をしっかり伝えれる芯の強さも必要です
警察が悪いことがあっても、馴れ合ってたら困りますよね・・?
全体のバランスを整えるのに絶対に必要な品質部門を今回は紹介しました~
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ぜひ、一緒に考え、学び成長していきましょう
特にそれぞれの苦労話や、今悩んでいることがあれば、相談ください!
必ず返答させてもらいます
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