食品製造 【商品企画、研究開発】について 【商品開発の流れ】

食品製造

くおりです~

今回は食品製造における商品企画、商品開発と研究について話ししていきます

マーケティングって様々な手法もあるので、あくまで流れを話していきます

結論として、お客様のニーズを満たす商品が売れます!!

このニーズを掴むのに企業は全力を費やすんですね

また、気づかないニーズっていうのもあるのでこの辺も合わせて話ししていきます

商品開発や企画で悩んでいる方の参考になればと思います

商品開発の流れ

カラフルなお菓子

食品製造業において、商品を企画する商品企画部門、新しい分野を開拓する研究部門、開発部門が協力して商品開発を行ってます

商品を作る上では、美味しいものが必ず売れるわけではないですよね?

美味しいのに、売れない・・・

一生懸命やっているのに売れない・・・

そんな悩みを解決するためにもまずは商品開発の流れを確認しましょう

多くの場合は以下の流れになります

商品開発の流れと関係部門

まずは1.市場調査、いわゆるマーケティングですね

一方で2.研究分野があるところでは基礎研究や応用研究から市場を開拓することを考えます

研究分野がないところでも香料メーカーや原料メーカーと協力し開発していきます

そういった情報を元に2.商品企画をし、コンセプトを決めます

ターゲット、年齢層は?どういった方へ売れる商品?市場規模は?類似商品は?などです

まずは3.ラボなどで商品開発を実際にして、製造部と協力し、4.ライン上での試験も行います

実際に販売が決定されれば4.営業サンプルを生産し、取引先へ案内をかけます

このときに商品の選定会などへもっていき、世間へのお披露目となります

企画・開発ではここまでの経緯や開発途中の情報は企業秘密なので扱いは注意!

ここまで来たら販売予測数を立てて、計画し、本生産となります(5~7)

作ったものを実際にお店に並んで、やっと消費者の手元に届きます(8~9)

商品企画の仕事

プレゼンテーションの絵

商品企画のもっとも大きい仕事は商品アイディアを考え、形にするです

形にするでは、ほとんどは他の部署が実務をやることになります

そのため、他の部署との連携で、自分が考えた商品を完成に持っていく、売れる商品にするまでをプロデュースするイメージです

このプロデュースがうまくいけば、問題なく商品が出ることはもちろん、よりアイディアとうまく販促も行けば売れる商品ができあがります

ただ、、、これがうまく行かないと色々な部署から商品がない、資材がない、情報が来てない、聞いてない・・・とか言われます

アイディアを出すのには独創性が必要です。一方でうまくすすめるのには計画性が必要です

この2つは相反する部分もあるので、企画はチームで進めるのをおすすめします

一人が計画的であれば、もう一人は独創的であったりするとバランス良くすすめることができるでしょう

作る現場のことや、他部署との連携も必要なので、コミュニケーション力や全体思考も重要です

ただ言えるのはなによりもチャレンジする心と、言われても自分でやり抜く覚悟が必要な部署ですね

研究開発の仕事

新しい成分を研究中の絵

研究と開発と一緒にやっているところもあれば、大きな企業では研究だけで一つの会社ぐらいの規模もあるところもあるので分けて説明させてもらいます

研究では今あるものをさらに改良し、使いやすくしたり、新しいものを作り出したりします

また、その作り出したものを物性を図ったり、例えば健康に役立つなどの研究を行います

大学で「この成分がいい!!」って調べるのを企業単位でやっているイメージです

この成分!!を追求し、特定し、結果を出せてその成分がある製品が売れる!他にはない効果を打ち出せて優位にたてるということです

中小企業ではこのような研究を専門でやっていない場面が多いため、原料メーカーとのタッグとなります

原料を紹介してもらい、最近のはやりや新しい物性のものや新しい素材を知り、商品開発へ回します

開発ではこういった研究での成果を元に今ある製品へいれてみたりして新しい商品を作ります

これまでに社内であったものと新しいものを組み合わせて、新たなニーズにマッチした商品を作ります

また、単純に味を変えるとしても何度も試作をして合格を得なくてはいけません

少しの違いで味が違ったり、日持ちがしなくなったりします

ニーズを満たすため、一度で完成ではなく、何度も失敗作を作りながら一つの商品を完成させます

そのためには試作は一つの商品でも二桁をこえるのはよくある話です

その結果「あっ!」と驚くような商品を作り上げれます!めっちゃ楽しいですね!

健康へ向けた特定保健用食品や機能性食品、栄養機能食品などは研究開発のチームから発案、生み出されることが多いように思います

これは栄養機能食品は決められたルールを守るだけでいいですが、特定保健用食品や機能性食品に関しては多くの届け出や試験の結果が必要となるためです

やった分商品を差別化できるので、営業とうまくタッグを組み売り込みに成功すれば、新しいニッチな商品を定番化できるかもしれません

一度作った商品が半年でなくなってしまうことはよくある話です

定番化され、残っていく商品は一部です

大量に試作し大量に商品を出せればいいんですが、マーケットは限られているので、最初の市場調査で的確に分析し方向性を定めて進めていくことが今日では非常に重要です

まとめ

チーム一丸の絵

商品の開発には様々な部署が関わります

ただ、その中でも主役は商品企画や研究開発です

このメンバーは他の部署へ計画的に、ここでは独創的に進める必要があり、チームとしてすすめる必要があります

向いている人の特徴

ちょっと変わっているけど面白いやつ、愛されるようなキャラと、頼りになる、しっかりしている、任せて大丈夫!

この両面を持ったバランスのいいチームが有効であり、商品企画や商品開発には理系が有利ではありますが、様々な人がいることももっと重要で誰でも向いていて、誰でも難しい部署とも言えますね

一番は一人で完結しようとしすぎない人、うまく周りを頼れる人ですね!!

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