お疲れさまです
くおりです~
いつもあなたを応援しています^_^
今回は品質保証や品質管理、工場の管理者、HACCPについて興味を持ってくれて人向け!
どうやってHACCP導入進めればいいの!?っていう話を経験を元に話します
内容はこちら!
- HACCPは7原則12手順があり、手順通りに行うのが基本
- HACCPだけではない?一般衛生管理プログラム(PRPs)とは?
- 食品衛生法では段階があり、小規模であれば基本より楽にやれる
- HACCPは今やっていることを再確認すること
- HACCPはお金かからない!うまくやればコスト削減!??
- 実際にどうやればいいのか?実践編
「実際にどうやればいいのか?」について話ししていきます
HACCPの知識や必要なことはわかった!!
ただ、会社の中でそんなこといってるのは自分だけ~、うちの部署だけ~って苦労している人もいるでしょう
今回はそんな人へ、社内ですすめるためのステップを伝えます
結論、布教です!洗脳です!伝え方が9割です!
そして、自分たちで構築する!!
自分のやりたいことをやるとき、、、HACCPやらなきゃいけないことを伝える時、いかに自分のいいと思ったものを伝えて、相手の利害と一致させるか、伝え方が大事!
そして、構築するぞっっていう意思表示が大事です
実例を交えながら説明していきます
経営者、トップマネジメントへの働きかけ
- うちは中小企業で社長のトップダウンだから無理~
- 社長とか上層部はHACCPのHすら知らないから無理~
- 規模が小さいから、そもそもうちは必要ないって考えてる
って、いう組織あるんじゃないでしょうか
会社はピラミッド組織であるため、経営者や上層部のヒトが必要と感じなければやれませんね
そこでの調整方法をいくつか紹介します
食品衛生法を持ち出す
法律を持ち出しましょう~
ちょうど制度化も始まっていますし、厚生労働省のホームページやリーフレットを持ち出してこっそり掲示します
工場や事務所の通用口とかに掲示して、もし、直接話しをする機会があれば、「見ました~?」
「知ってるかと思いますけど~」って、切り出すと相手は聞くしか有りません
そこで「見てない!」って言われた場合は、また見ておいてください~って軽く流しましょう
経営者は様々な問題に日々追われているので、相手が関心を持ったタイミングが大事です
掲示するとそのチャンスが来る可能性が高まります
一度話を聞いてもらったら、「HACCPは法律でやらなきゃいけないんですけど、進めていいですか?」の質問で、Yesしか答えられない質問の仕方をしましょう
ちなみに、その本題の前には「体調どうですか?」とか世間話や挨拶はしっかりしましょう
「進めていい」の一言があれば、計画書を作って、いつまでにどうやるのか、費用はかからないこと
手間がかかるのでどれくらい時間がかかるのかを本当にざっくりでいいので、示して進めていきましょう
そのときに、会議などあれば「社長には許可もらったんで進めていきます」と製造の皆さんや他の部署の皆さんにも通達してやっていくのをおすすめします
保健所に後押しをもらう
これは法律で攻めても社長の許可が得られなかったときのパターンですが、保健所に相談するのもいいでしょう
普段から保健所との付き合いは品質の部門であったり工場の管理者であればあるかと思います
もしなければ営業許可証をみて、管轄の保健所で聞いてみてください
聞いたら必ず「取り組んでほしい」と話がきます
それは実は自治体ごとでもHACCPの認定を出しているからです
今後なくなる、廃止になる話もありましたが、現状は残ってます
保健所の担当者もそれが増えることは喜ばしいので、聞かれればとって欲しい以外の返答は返ってきません
この返答を持って、「保健所の○○さんに確認したんですが、取ったほうがいいとのことですが、HACCPの件、進めてよろしいでしょうか?」の質問を社長に投げましょう
社長の「進めていいよ」の返答がもらえるはずです
営業さんと協力し、取引先からの後押しをもらう
もう一つの方法として、取引先の状況からプッシュする方法です
社長は社長同士の付き合いがあるので、うすうすは気づいています
どっちかというと他は取っているのにうちはいいのかな?って思っている人も居るはずです
そこで営業さんの日報にも「○○株式会社はHACCP認証取得」って書いてもらったり、商談時に他社の状況をヒアリングして進めるのもいいです
人の競争心を大事にして、「他社に比べて遅れている、今、自分がやるからやらせてほしい!」って言えば、本人の株もあがるし、HACCPでの管理も出来るので一石二鳥ですね
製造部門への流布
社長のOKが出たら次は製造部です
原則のところでは製造部門は必ず絡んできます
品質部門だけで作るのは絶対に無理です
作った場合は現場と乖離して、いいものは出来ません、おすすめしません
製造部門には最初は会議などで情報共有→このときにはよくわかっていなくてもいいですがHACCPという言葉を「知っている」状態にしておきましょう
HACCPチーム作成で仲間に入れる→仲間に入れるんですが、通達の前には声掛けして「殆どの作業はこちらでやるので、任せてください。ただ、ヒアリングするのでお願いします」と伝えます
製品説明書、フローダイアグラムが出来た段階でヒアリングします
特にフローダイアグラムでは工場の人のほうが詳しいことがいっぱいです
60%くらいの完成度でいいので、ここでいっぱい聞きましょう~
ポイント:人の心理として教えた人に対して好意を抱く傾向にあります
質問して色々教えてもらっているとその後でも依頼しやすくなります
その後は危害要因分析、CCP整理表の作成でもとりあえず作って、現場見て、製造部へヒアリングを繰り返します
あまりに現場へ行かずに進めると問題あるので、あえて聞かずに現場で確認することもいいです
ただ、最後は製造部がいないとわからなかった!頼りになります!感謝感謝!のスタンスを崩さずに!
ここまで来れば、運用していく中で変更が発生したときや誤りがあったときにも助けてもらえるし、教えてもらえるので非常に楽に進めていけます
必ず製造部の人を巻き込んで、HACCP構築を進めましょう~
仲間づくり
っとはいうものの、やっぱり仲間は作っておきましょう~
製造部門の管理職の人は割と話も聞くし、業者からも紹介あって知ってたりもします
購買部門の人や研究開発や企画の人も外の人たちと話をする際や、折に触れて紹介があったりして名前を知ってたりします
進めていく中で不安になったり、ちょっと話したくなることもあるので、自部署内はもちろんですが、他部署でも相談できる相手を何人か持っておくといいです
そのためには普段から「HACCPって知ってますか~?」っていう布教活動が重要
なんとなく単語を何回も聞いていれば、ネットで目に引っかかって調べてくれる人もいるかも知れません
業者が持ってきた話をこちらへ流してくれる人もいるかも知れません
周りにやりたいという気持ち、やらなくてはいけないという状況を共有し進めていくと自然と仲間も集まってくるでしょう
あとはネットで自分へメッセージください
協力できることは協力します
主役は我々、コンサルはあくまでサポート
HACCPの構築ですが、基本的には自分たちでやるのをおすすめします
これはさらにやっていくと工程の変更や、顧客・取引先から要望、保健所や認証取得の際に認証機関からの指摘で変更をかける際にすぐに対応できるようになります
ただ、そうは言うものの知識も経験もないと不安もあるもの
書類関係は自分たちで作るとして、それらをチェックしてもらうことと、相談できる窓口はもっていたほうがいいでしょう
相談先として保健所でもいいですが、コンサルティングをしているところのほうが、多くの認証をやっていたり、多くのHACCP構築に絡んでいるので知見をもっています
困ったときにこういったコンサルティングへ聞ける体制を作るのがいいでしょう
規模にもよりますが、年間30万円以内では収まるのではないでしょうか?
絶対におすすめしないのはコンサルティングへ丸投げです
これは作ってもらう段階から丸投げでやってしまえば、その場はいいですが、その後の変更でも費用が発生します
費用面でかなり高く付くのはもちろん、変更したいときにもお金がかかるので、実務は社内でやるようにしましょう
まとめ
今回はHACCPを導入していく方法を紹介しました
- 社長の説得(経営者のコミットメント)
- 製造部門を巻き込みながら進める
- 社内で話ができる人を作っておく
- コンサルティングを使うが実務は自分たちでやる
このような話をしているのは、昔の話ですが、品質部門の人が外部の認証やHACCPなどを推進して、なかなか理解されず苦悩をしてしまう、命を絶ったという話を聞いたことがありました
仕組みはいいんですが、社内へ浸透しないと費用が発生するのと、手間もかかるので経営者からは嫌われ、クレームが発生すれば、認証やHACCPとっているのになぜだ!?と責められる
そういったことがないように、社長へのコミットメントと、仲間づくりは大切に!
製造部門を巻き込めばクレームに対してもきちんと次につなげてくれるはずです
最後はコンサルティングなども活用して、悩む時間を最小にして、どんどん60%でいいので進めていくこと
やってから改善すれば、いい快善になります
頑張りましょう~
では、また~
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ぜひ、一緒に考え、学び成長していきましょう!
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