お疲れさまです
くおりです
今回は食品工場での制服について説明していきます
今回の結論はこれです!!
おわり!!
って、わけにも行かないので、ポイントを押さえていきます
特に工場での作業着は多くの人が着るためにいろいろなニーズがあり、それぞれ解説していきます
今回の記事では以下のことがわかります
- 制服を選ぶ時に重要なポイント
- 最も大切なこと
- 制服を着たあとに気をつけなくてはいけないこと
では説明していきます
制服を選ぶ時に重要なポイント
制服をイメージすると白い上記のイラストですね
制服の全体の話ですが、色は基本は白ですが、最近では青色も出てきています
色を選ぶポイント
色が白が基本なのは汚れがついた時に見やすいため!
そのため、扱う製品が白い場合はあえて青色にしたり、緑にしたりするところもあります
生クリームが制服についても見えずに、気づかず至るところを汚染する!なんてことがないように扱う製品で色は考えてみましょう
あとは、白だと暑い作業場では薄手の清涼タイプを使用します
生地が薄いため下着が透けやすくなります
それを防ぐために青色や緑色、ピンク色にすることがあります
あとは作業するエリアで色を分けて識別することがあります
- 原料から仕込みして加熱するまでの作業者は準清潔エリアとして「青色」
- 加熱が終わった清潔エリアの作業者は「白色」
- 梱包された製品を扱う人は「緑色」
- ダンボールなど出荷に携わる作業者は「紺色」
目的に合わせて制服でルールを守らせる仕組みもあるので、うまく活用し、組織における重要な衛生について守り、いい製品づくりが出来るようにしていきましょう
1.帽子
帽子はツバのありなし、マスクの引掛け、メガネの穴などの種類があります
ツバは上部からの浮遊物を目に入るのを防ぐのでツバありが通常です
ただ、作業内容によってはツバが邪魔な場合もあるため、用途に合わせて選びましょう
マスクの引掛けやメガネの穴については、好みです!
実際自分も色々試しましたが、大して変わりません
私のオススメはツバあり、メガネ穴あり、マスクの引掛けはマジックテープのシンプルタイプです
帽子は毛髪の落下を防ぐことがメインの目的です
2.インナーネット
帽子の中にかぶる帽子のことです
使い捨ての不織布や電石帽(でんしゃくぼう)や使い回しのメッシュタイプなどあります
目的はずばり、毛髪の落下を防ぐこと!
帽子と同じ目的っですが、インナーネットが毛髪を絡み取り、落ちるのを防ぎます
インナーネット、帽子から髪の毛がはみ出さないように着る際は注意しましょう
余談ですが、、、一日に抜ける髪の毛の量は知っていますか??
答えは100本ほどです!!
女性の多くは髪をブラシでとくので、その際に多くは取れますが、男性はブラシをしない人も多いです
そのため、毛髪混入の多くは男性の短い毛髪が多くなります(長いと気づきやすいのもありますが)
場所によっては制服を着る前にブラッシングや抜け毛の吸引をしてから作業着に着替えるところもあります
使い捨てのほうが髪の毛を吸着しますが、金額がかかります
使いまわしもタイプがあるので、色々試して見るのもいいでしょう
作業場の上部に危険がある場合(クレーンでの上部からものを下ろす作業など)にはインナーネットで”安全帽のタイプ”もあるので一度みてみてください
私のオススメは使い回しでなるべく簡易なものを、頻繁に交換ですね!
使い捨ては費用がかかりすぎ、使い回しの丈夫なやつは肌が弱い自分には厳しく肌荒れしました。。。
メッシュタイプで数ヶ月ごとに交換するのが一番あっていましたね!
3.マスク
布マスクなどで使い回しは見たことありません!
- マスクの目的は口からのツバなどを防ぐため!
- 作業者からの差し歯や歯のカブセの落下を防ぐためです!
食品クレームあるあるですが、食べている人の差し歯や歯のかぶせ(銀や白色)はどこの企業も経験しているのではないでしょうか
特にガムやキャンデーなど口の中で長時間楽しむものは多いですので、マスクはしっかりと鼻まで覆ってつけるようにしましょう
4.上着
上着はポケットのない、ジッパータイプにしましょう
これはISO22000の具体的な要求事項ISO/TS22002-1でも明確に言われています
- 腰より高い位置にポケットの無いこと
- ボタンが付いていないこと
- 袖口はゴムでしまっているもの
結果、ポケットの無い、ジッパータイプ、袖口はゴムにしましょう
また、ほとんどの食品用の作業着が上着の中にインナーがついています
帽子からの落下物を上着を通して、外に出ないようにするためなので、これもついているものを選定しましょう
袖口のゴムも同じ役割ですね
5.内側のシャツ
内側のシャツでも食品工場向けがあります
必ずしも統一しなくてはいけないわけではありませんが、さらに毛髪などの落下リスクを減らすのであれば使うのがおすすめです
シャツの中にインナーが付いているものや袖口が閉まっているものがあるので、これがおすすめ
特に作業着が半袖や袖が開いているタイプであれば、これを使いましょう
脇のあたりの毛が落ちて入っていたらとても嫌なので・・・
6.手袋
手袋は用途に応じて布、コーティング付き、場合によって軍手、ニトリル、ポリを使い分けましょう
特に生の製品を扱い、加熱工程がその後にない場合は手袋はニトリルやポリ手袋で使い捨てが基本です
手は手洗いをして入りますが、菌は残っています
更にリスクを下げるために手袋は必須です
また、食品への汚染を防ぐとともに、手荒れを防いだり、清掃時の安全性にも寄与するので工場内での作業時は手袋は常時、何かをつけておくようにしましょう
ニトリル手袋で荒れる方には、インナーのメッシュ手袋もあるので一度見てみてください
医療用のラテックス手袋は使ってはいけませんのでお願いします
アレルギーの反応がでるために、食品では推奨していません
7.ズボン
ズボンも上着と同様にインナーメッシュのあるタイプにします
外側のポケットはなく、ベルトも使わなくていいのゴムがいいです
ゴムでウエストが閉めれてインナーが付いて、口がゴムでしまっていてポケットは外側なし(内側は許容できます)がおすすめです!
ポケットがあると、作業時に様々なものを入れて異物混入につながります
よくあるのは手袋ですね!
便利なんですが、手袋や手荷物を持ち運ぶ際はウェストポーチなど工場でルールを作って、実施しましょう
最初からポケットがあると、ポケットの中にゴミも貯まるし、いいことはありません!
食品防御の観点からもポケットなしを推奨します
8.靴(作業靴)
靴についても工場の内側は専用の靴にします
基本はやはり白色です
これも制服同様に色でエリア分けをして使います
また、靴では長靴を使うところも多いです
さらに短靴、長靴ともに安全靴になっているものもあります
これらはその作業内容で、重いものをもって、足の上に落とすことがあれば安全靴(先芯入)
作業場が水を使うことが多く、短靴で水が中に入る際には長靴を使用しましょう
作業場が滑りやすくなっている際にはきちんと選定が必要です
最も大切なこと
これまで制服のことで語ってきましたが最も大切なのは”作業者の安全”です
作業者が安全な環境で働いてこそいい商品が作れます
そこを忘れずに作業者の様々な意見を聞きながら作業着を選定しましょう
場所によってはエプロンを付けるところもあるかもしれません
エプロンがコンベアに巻き込まれて、作業着の裾が巻き込まれて・・・
といった事故が後を立ちません!
令和元年で食品製造での4日間以上の休業を伴う労働災害は約8000件
死亡は20件近く発生しています
4日間にまで行かない事故はその何倍もあります
作業者の安全を守るためにも作業着は現場の意見を聞きながら選定しましょう
夏用や冬用もあるので、季節での使い分けも必要です
制服を着た後に気をつけなくてはいけないこと
制服を着る際は帽子→上着→ズボンの順番に上から来ましょう
着る前に私服にコロコロをいるところもありますので、会社のルールに合わせて実施しましょう
制服を着た後にも、コロコロローラーで異物除去やトリミングで毛髪や繊維の除去が待っています
入出時にはエアーシャワー、入出後には手洗いで手首まで洗浄しましょう
そしてやっと手袋をして作業開始ですね
場所によっては靴を洗浄したり、殺菌したりもあるかもしれません
制服を着るところから作業開始までの時間がなれるまでは大変ですが、いい製品づくりのためにもルールをしっかりまもって、実施していきましょう!
まとめ
今回は食品工場での制服について話ししてきました
毛髪など、人に由来、もしくは経由する異物や微生物を防ぐために制服やマスク、手袋が存在します
きちんと組織のルールに従い、守っていきましょう
制服の色をつかってエリア分けや役職、役割わけを行うと衛生レベルも向上できます
働くひとが働きやすく、作業しやすい環境に組織としても取り組む必要がありますね!
あと、たまに「HACCP対応」ってありますが、HACCPはただの仕組みなので、あまり参考にしないようにしてくださいね!書いているので自身はあるようですが、特別な”認証”ではなく、仕組み・ものづくりの方法です!
余談(労働者への補助と制服の管理)
制服の議論で”洗濯”があります
昔は殆ど家で洗濯でしたが、最近では制服をレンタルしてクリーニングして使うところも増えてきています
社内の洗濯機で洗うところもあります
これには2つの考え方があります
- 家庭のものと混ぜて選択することでの異物混入
- 個人に洗濯の代金を負担させること
これらを防ぐために大手は自社内での管理に移しています
さらに”着替え”の時間については勤務時間に含めるところが増えてきました
作業者が会社のルール、決め事でサービスで負担をかぶることがないようにしていっているのが最近の状況です
今一度自社のルールを確認して、労働者不利の内容がないか、今の常識を疑いながら確認してみましょう
通常の勤務時はもちろん、退職する際にクリーニングして返却なんてルールも同じことですね!
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ぜひ、一緒に考え、学び成長していきましょう
特にそれぞれの苦労話や、今悩んでいることがあれば、相談ください!
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↓ユニフォームで参考になればと思います!一度見てみてください!
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