食品製造 【購買部門】について ものの買付け、安定供給とは?

食品製造

くおりです~!

今回は購買での買付、原料資材の選定について、説明していきます

購買ですがやりがいは原材料費を下げる!

原料段階から製品の差別化・価値を支えてるとこですね

早速行きましょう~

購買部門について

商談の絵

購買部門!いわゆるバイヤーですね!

バイヤーって言うとテレビなんかでは海外まで言って原料を買い付けてきたり、直接生産者と交渉したりしている場面をみたことがあるんではないでしょうか?

ほとんどの購買部門の担当者は安定的にものを入れるために、付き合いのある業者と商談をしています

ものを買う立場なので売る立場の営業さんが来て、殆どは値上げの交渉ですね

ただ単に値上げを飲めば製造での話のところで原材料費、原価があがってしまいます

1kg200円で買っていた砂糖がいきなり400円になって、それを原料で使っている製品はすべて原価あがります

原価が上がると単純に会社の利益が減ることになるのでここで購買部門の力の見せ所です

原料値上げの話が来たときに、どうやって原価を上げないようにするのか?

大体のパターンやり安い順では以下のとおり

  1. 値上げしないようにお願いしてみる
  2. 値上がりする前に大量に買い込む
  3. 製品で使う原料を違うものに置き換える
  4. 同じものでも他の業者へ変更する

値上げしないようにお願いしてみる

1のお願いは効果は薄いですがとりあえずやってみても問題ないでしょう

それは原料を供給する側も行ってくると思っているので 交渉ですから

このやり取りはしておいた方が、購買部門の担当者は色々勉強になるのでいいかもしれません

その後に待ち受けるのは自社の製品が値上がって更に小売や問屋さんへ値上げ養成をすることになります

もしかしたら自分がその営業であれば、元の値上げの状況を深く知れるのはプラスです

ただ値上げは先延ばしできてもされてしまう覚悟はしておいて話するのが得策です

一番行けないのは相手との関係をこじらせて必要な原料が入らなくなり生産できなくなることです

本質的に大事なことを見て交渉することを忘れずに!!!

値上がりする前に大量に買い込む

2の大量に買い込むのはそのモノによってはできるでしょう

似たところでは年間の使用量を増やしたり、そもそも明確にするだけで多少は値上がり幅も削減できるかもしれません

ここは購買部門の腕の見せどころです

値上げを言われてだけの場合ではなく、普段から今の原料の価格を調べて比較、交渉し原材料費を下げるために必要なスキルと言えるでしょう

まさに、購買部門のできる人はこの価格交渉を呼吸するように実施しています

製品で使う原料を違うものに置き換える

3については購買部門だけでは出来ませんが有効な手段です

ひょっとしたらさらにいい製品になる可能性もあります

他部署との連携が必要になりますが、常に世の中での原料に目を光らせて探って見つけるのは購買部門でのやりがいに違いありません

ただ、気をつけなくてはいけないのはあくまで、開発は別の部署の業務であり、実際に使うのは製造部門なので、「価格」だけを優先してはいけないことを肝に銘じましょう

同じものでも他の業者へ変更する

4の業者の単なる置き換えはあまりおすすめはしません

ビジネスとはいえ、食品製造の業界はまだまだお付き合いでやっていることが多い業界です

会社として方向性が明確で厳格にやっていくことが決められているのであればいいです

いきなりこれまで10年以上付き合っていたところから他のところへ一つの原料価格で変えてしまうのはお互いの信用問題に発展しかねませんので

とは言うものの、致し方ない場面はありますし、ロットが小さいものであれば問題ないでしょう

購買部門のやりがい

原料の中でも加工したものもあります

購買部門のやりがいは2つ

  • 一つは原料の安定供給や価格の交渉
  • もう一つは原料の差別化を支える

原料の安定供給と価格交渉

そもそも、一つの業者に依存してしまうことが原料の安定供給として問題です

こういった値上げ交渉されても、「他の企業に置き換えれるよ~」っていうのをアピールするためにも普段から「二社購買」などいくつかの業者から似たような原料を取り寄せていくことをおすすめします

二社購買については緊急時、もし地震や台風などで供給がストップしたときにも使えるので、使用量の多いものほど安定供給のためには二社購買、三社購買できるように進めておきましょう

特に原料はもちろんですが、包材も進めておいたほうがいいです

包材はいきなりものを仕入れることが出来ません

殆どはデザインを作って、版を作って、納品となります

ここまでに1ヶ月以上かかるとして、普段から二社購買していなければ切り替えは出来ませんよね

改めて消費者目線で見ると、大阪と東京と同じ製品でも同じ見た目でも、ちょっとパッケージの端に目印がついていたり、実は味が違っていたりするので、見てみると面白いでしょう

普段から二社購買や多社購買していると価格の相場もわかってきますし、情報を入ってきます

1つの窓口より2つの窓口、2つより3つ窓口があったほうが様々な角度から情報も取れます

そこから新しい価値、利益を生み出すことができれば大きな結果に結びつき、やりがいに繋がります

原料の差別化

こちらはよくテレビで目にするやつです!!

海外に行って今まで見たことのない原料や資材を見つけて一発当ててやる!!!

っていうイメージですね

ほとんど営業に近い仕事です

商品開発の部門の人もこういった業務を行うかもしれません

独自のルートをきづき、自分やつながりのある人の情報で見つける探検者のような仕事は楽しそうですね!

ただ、会社は慈善事業ではないため、目的や方向性と一致したものと成果を出せなければ厳しいものになります

憧れだけでは難しく、広い知識と人脈を気づいて行くことが求められるスペシャリストな領域でしょう

まとめ

購買部門ではその仕事が会社の利益に直結します

原料が値上げされれば会社は減益

原料を値下げできれば会社の利益

そのための手法として二社購買など、一つのものでも色々なところで購買すること

一方で差別化・特徴的な原料を買付けしてくる話もしました

世界を飛び回って、新しい原料を探してくる!なんていうのがあるのも楽しみですね

この仕事の結果、製品がお客様にとって唯一無二のものになるといいですね

また、安定的に価格もお手頃で手に入りやすいのも購買部門のおかげですね

向いている人の特徴

購買部門では基本的には数字に強いことが求められます

価格・相場を知ることと、その交渉のためには年間の使用量を知ることが求められます

なおかつ交渉力が必要になります

相手のいいなりになるような言われたことをやるだけでは厳しい職場でしょう

きちんと数字や自社の要望を把握して交渉できるスキルが求められます

現場の管理業務や商品の企画や開発を経験した人はスキルとして強みが発揮できるでしょう

人脈も大事なので営業経験者も商談スキルが活用できます

一番は交渉事が好きで、色々な興味・好奇心・探究心を持っている人が向いている仕事ですね

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ぜひ、一緒に考え、学び成長していきましょう

特にそれぞれの苦労話や、今悩んでいることがあれば、相談ください!

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